イーサリアムとは?とてもつない可能性をもつ通貨。将来性や活用事例なども公開。

 

仮想通貨の王様、ビットコインの次に有名なのがイーサリアム(Ethereum)という通貨です!

イーサリアムは世の中の「契約」という概念を全て覆す可能性がある通貨です。

実際に不動産会社や大手の保険会社もイーサリアムの仕組みを導入しており、

イーサリアムが開いたイベントにはマイクロソフトがスポンサーとして入っている

事例もあります。

今回はそんなとてもつない可能性を秘めたイーサリアムについて

徹底的にわかりやすく解説をしていきます。

 

そもそもイーサリアムってなに?

最初に注意してほしい事は、イーサリアムとは通貨の名称ではありません。

イーサリアムとは「イーサリアムプロジェクト」という、世の中に貢献できる新しい

仕組みを実現しよう!という組織やその計画の事をいいます。その計画を実行するために

必要な技術として提供されているアプリケーションやソフトウェアなどの総称を

イーサリアムというのです。

このプロジェクトに使用されている通貨のことを「ether(イーサー)(ETH)」と呼びます。

簡単にいうと

日本=イーサリアム

日本で使われる通貨(円)=イーサー

というイメージです。

 

なぜイーサリアムが注目されているのか

イーサリアムが注目されている大きな理由の一つとして、

「スマートコントラクト(Smart Contract)」という仕組みがあります。

スマートコントラクトとは、取引を自動的に実行しそれを記録するシステムのことを言います。

ビットコインのような決済取引の記録だけではなく、誰がどのくらい契約をしたのかという内容が

取引記録と一緒にブロックチェーン上に記録する事ができるのです。

これが実現した事で、契約書、SNS、メール、電子投票など、多くの取引を中央機関(経営者、弁護士、国会議員)

のような第三者がいなくても信頼性と透明性が高い、取引を実現可能となったわけです。

スマートコントラクトの仕組みなら取引の記録に加えて、契約内容や、口約束まで半永久的に一緒に記録

することができます。

その仕組が今までなかったのですが、それが実現可能となる通貨がイーサリアムなので、注目が集まっているわけです。

 

 

スマートコントラクトについて分かりやすく

スマートコントラクトについてとても分かりやすく解説していきます。

例えば、自動販売機をイメージしてください。

自動販売機の仕組みは、欲しい商品の値段をいれて、その商品ボタンを押したら、

ジュースが出ててくる、という仕組みです。そして売上は自動販売機の中で記録がされます。

なので、いくらいれて、どんなジュースを買ったのか、という記録が半永久的にのこるわけで

この記録については嘘のつきようがないですよね。

 

また、服屋の店員さんに

「次回きたら50%オフにするかたまた来てね」と言われて、

次回言ってみたらその店員さんがいなかったとしましょう。

そしたら違う店員さんが「そんなの知りません」といったら前に言われたら口約束は

なかったことになります。

しかし、スマートコントラクトを使用したイーサリアムでは、名前、電話番号、その他情報を載せた

契約を記載することが可能なのです。

 

その割引をするという契約で取引したらその約束された取引が残り、イーサリアム上に残り続けます。

なので必ず次にイーサリアム上で50%オフで取引できるのです。

そういった契約上のトラブルがなくなるのがイーサリアムなのです。

 

イーサリアムの仕組みを取り入れた企業例

不動産

スマートコントラクトの仕組みを使い「不動産投資」を行っている企業があります。

その企業は、ビルを建設するために投資家からお金を集めて、投資額に応じて配当金を渡す

という仕組みに、イーサリアムを使用しています。

「誰にいくら配当したのか?」の記録保管や「配当金を自動で計算し、配布するシステム」を

イーサリアムで行っているのです。

不動産開発の資金集めから、不動産の所有権の管理、参加した投資家の記録、毎月の安全な家賃収入配当など、

重要な役割は全てイーサリアムで完結させています。

 

保険

フランスの保険会社AXAは、イーサリアムブロックチェーンを利用した、航空保険商品を提供するとのことです。

飛行機は悪天候の時や、その他の悪条件によって遅延が起こることがあり、これによって乗客が損害を被ることがあります。

その時に、保険金を支払うために、イーサリアムが活用されるのです。

スマートコントラクトの仕組みを使い、支払い情報を保存しておき、

2時間以上の遅延が生じたときに、保険金を支払うという契約を自動的に実行するのです。

この保険商品名はFizzyというもので、保険商品の中でも「スマート保険」という分類になるそうです。

また、AXAの代表であるJean-Baptiste Mounier氏は、このように述べています。

スマートコントラクトは、保険の契約者に対して保険金を支払うかどうかを的確に判断し、また支払う場合には弊社のシステムにリクエストを送り、保険金が支払われます。スマートコントラクトを利用することによって、保険会社と契約者の間に、より密な信頼関係が築かれるのです。

AXAは、お客様第一の商品を提供することを目指しています。保険の契約において、不明確なものは排除し、イーサリアムのスマートコントラクトで保険金を支払うようにすれば、AXAに対するお客様の信頼は向上することでしょう。

 

イーサリアムを作ったのは19歳の青年。

イーサリアムを開発したのは、当時19歳のVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏です。

ヴイタリック氏が仮想通貨と出会ったのは17歳の頃に父親がビットコインの話をしてきたのがキッカケ。

そこから年月も過ぎてもヴイタリックはビットコインの仕組みに魅了され、ずっと仮想通貨について

勉強をしていたそうです。

そこから2年後、ヴイタリックはビットコイン界でいま何が起きていて、

人々はどんなことをやっているのかを知るために世界中のビットコインプロジェクトを見て回る旅にでたところ、

当時の仮想通貨ではまだ不十分というのに気づき、だったら自分で通貨を作ろう。という結論に至ったそうです。

そこから2014年に実際に開発が着手され、2014年夏にクラウドセールによって資金を調達し、18億円の投資を集め、

イーサリアムプロジェクトがスタートしました。

そして2015年7月にイーサリアムはリリースされました。

 

2016年起きたTHE DAO事件

リリース直後は順調だったイーサリアムでしたら、2016年にとても大きな事件が起こります。

The DAOというプロジェクトが当時の価値にして65億円を盗まれる。という事件が起こったのです。

そのせいもあり、イーサリアムのプラットフォームが分裂してしまいました。

 

イーサリアム・クラシック(Ethereum Classic)の誕生

 

イーサリアムの開発側はこの事件の解決策を話し合い、奪われたイーサリアムを元に戻すため、

ハードフォークを選びました。

 

ハードフォークとは簡単にいうと、

仮想通貨のルールを変える際に旧ルールを無視して、新ルールを新たに適用することで旧ルールとの互換性を無くす事です。

 

ハードフォークによってハッキングされたデータを取り消し、

この盗難をなかったことにして全く新しいものとして無理やり元に戻したのです。

この65億円の盗難をなかったことにすれば、資金の流出は防げると開発側は考えたわけですね。

なのでそのハードフォークによって誕生した通貨がイーサリアムクラッシクです。

 

ハッキング被害の記録が残っているイーサリアムクラシックと、

ハッキング被害そのものが無かったことになったイーサリアムいう二つの通貨がありますが、

未だに利用者が多く、時価総額が高いのはイーサリアムです。

 

EEA(イーサリアム企業連合)が拡大

イーサリアム企業連合は、企業がイーサリアムのスマートコントラクトの仕組みをビジネスで活用していくことを目指して、2017年2月に設立されました。

JPモルガンやマイクロソフト、インテル、アクセンチュアなどの金融機関や

アメリカの大手企業、約30社を中心に発足しました。

日本では現在、トヨタ自動車三菱UFJが参加しています。

※EEA=Enterprise Ethereum Alliance エンタープライズ イーサリアム アライアンス

有名な企業が次々と参画していることから、Ethereumに安心感や期待を抱く投資家は非常に多いいことでしょう。